情熱大陸インタビュー:小室哲哉

★恐怖


弾いたり、書いたり、歌ったりとか…詞でもそうですけど…

『あ、これで100人…1000人消えたな…』とか思う時もありますね…。

あ、行っちゃったな…て思う時があります。
去って行っちゃったな…とか。

逆に1000人来てもらうのが大変ですよね?
新しい人に。




★ビジネスだけじゃない


周りから見てビジネスですべてが回ってると思われちゃうとけっこう辛いと思う時もあります…。ですから無言の抵抗というか…ある程度…エクスキューズですね。


★ピアノを弾く理由

(アーティストとしての)僕が遠くならないために。


★音楽ビジネスの幅を広げる

彼の戦略はCMタイアップ曲、テレビドラマや映画の主題歌などをヒットチャートに載せ音楽ビジネスの幅を広げることにある。

そのために自ら広告塔としてステージの上に立ち、舞台裏では綿密な市場戦略やセールスプロモーション計画を立てる。


★エンターテイメント


結局エンターテイメントっていうのは相手があって…相手が喜んでくれるかっていう…相手があっての気配りだと思うんですね。
気遣いだったりとか。どれだけ考えてあげられるか、どれだけ気が効くか。
せっかく僕はここにこういう気分に浸りたいからここに聴くのに、来たのに、見るのに…なんでそんな小さなことに気を使ってくれないんだっていうそういう気配りっていうものでエンターテイメントってそういう時点で潰れちゃうっていうか…
その時点で失格だと思うんですね。


★音楽プロデューサー


音楽プロデューサーが注目され、露出するようになったのも彼が最初と言う。


★アーティスト


僕も一枚のアルバム。せいぜい一枚のアルバムに一年間こだわったとしたら…まぁビジネスとして…あと、僕で潤える(儲ける)人とか10分の1とかに減ってしまうんですよ。
いや、もっと減ってしまうかもしれないんですね。
そう考えるとアーティストになりきれないところもありますし。それは全然悲観的ではないんですよ。全然。(無表情)
もしかしてそういうペースに戻れたら、そういう風になれたらアーティストって言うかもしれないけど。


★権利と責任

すべてを自分でやらなければ気が済まない。そこに…それとも自分に科した周囲への責任なのか。


★両立

なかなか…両立はできないところはありますね。
なかなかプロデューサーとしてそういうことをしつつ、ミュージシャンとしてアーティストとして自由気ままにわがままで…わがままっていうのは自分のやりたいことで自分のメッセージを伝えて好きに動くという…特に最近そう思いますけど。やっぱり全然別のもの。


そう、だからアーティストはわがままでいいんですよ。それがアーティストだと思うんですよね。わがままイコール自分の世界に入って行ってそれが好きな人がいて成功するって感じなんですけど。(嫌そうな顔をしながら、どこか愛しく感じてる笑顔を見せる)

でもプロデュースっていうのはそれとはまた違うような気がしますね…すごくね。(苦悩しているような表情)