シンセサイザー実践ステップ2

★ドラム


微妙にズレをつけてるんです。
跳ねてるというか。

16分音符で合わせているんじゃなくて
少し後にズラしてるんですね。

そしてここにパーカッションも
組み入れています。



★ベース



ベースとバスドラの関係から言いますと
今回バスドラって4つ打ちなんですね。

普通低音域が同じようにぶつかってしまうとすごいうるさくなってしまうので
バスドラがドンドンと前に4つきている場合は、普通ベースの音は裏拍にしてぶつからないように配置してあげるのが定石というか普通なんですが。

ただね、ダンス音楽はそれでいいんですよ。

ダンスミュージック、クラブミュージックっていうのは踊らせることを目的として作られている音楽だから観客を疲れさせちゃいけなんですね。

ただ、ポップスや歌物になりますとよりノリを重視する、跳ねやグルーブ感を重視するようになるんで、まぁぶつかってもいいんですけど。

あんまりぶつからないで裏拍もたまーにいれてあげてノリを上手につけてあげる。

ベースはドラムのようにちょっとズラしたりする必要はないです。

注意して欲しいのはデュレーション。
一拍一拍の終わりにはデュレーションを短くして区切りよくしなくちゃいけないんです。

それだけでなくシンセサイザーのリリース値、残響音があるといいんですが不要に多いとノリに悪影響を与えます。

歯切れがなくならないように丁度いい余韻にしてあげる必要があるわけです。

★ベース補足


1小節目と2小節目は同じです。
一緒なんですけど、ずっと同じだと飽きるので、3小節目と4小節目で裏拍を下げて、3拍目で少し入るのを遅らせています。

タータッタ、タータッタと入るのでなく
タータッタ、んタータッタと入れてます。

ちょっと変化を与えるだけで最終的にノリのいい音楽になってくれます。

★PADの音



コードをそのままベタっと打った感じなんですがね、こういった音が密集して配置されていることをクローズボイシングと言います。

ピアノとかキーボードには多い配置なんですけど、バイオリンやPADの音になるとオープンボイシング、もっと広がった感じの配置にしてあげる必要があるんですね。

これをオープンボイシングにするためにセブンスを加えるんですね。


楽譜を見ると全ての音が1オクターブ内に収まってますよね。


2番目と4番目の音符を選んでこれを1オクターブ上げます。


これで広がった感じになりますよね?
これをオープンボイシングと言います。

これでは全体的に高いので、1オクターブ下げてあげます。

また、一番下のPADを増やしたりしてもいいです。

しかし全て同じベロシティでは機械っぽ過ぎるので真ん中の3つの音を少しベロシティを下げてあげましょう。

上から二番目はもう少し下げましょう。


そうすることで上と下の音に輪郭で出てきます。輪郭となってよりよい響きになります。


さらにテクニックとして一番最後の和音を
半分の長さにしてあげて、次の和音に行くという和音を作ってあげると、次の和音にスムーズに行ってくれます。


他にもメロディっぽく音階をつけてあげるというのもあります。



他にもルート抜きという、ルート音をベースに任せるという手法もあります。


★メロディ

もうフリーダムに。
荒ぶってください。


★ベースアドバンス

これはおもしろいな、と思った人は真似してくれてもいいんですけど、私はですね、ベースを大体2つ重ねるんですね。

一つでもいいんですが、ちょっと薄いかな…と。

メインのベースとはちょっと音色が違ったものを用意します。
そしてベースパートをコピーして8分の1…半拍ずらすんですよ。

ただズラしちゃうと音が変になっちゃうので、ちょっと修正してから(泊の部分だけ音を上げる)ディレイをかけるんですよ。

左は八分の一で、右は十六分の一で鳴るように設定してあるんです。

そうすることでベースに奥行きを与えることができるんですね。

これは個人で好き嫌いが別れます。

ベースに影のようなものがある方がいいよいう方にはオススメです。

ちなみに音量には注意してください。
大きすぎると気持ち悪くなるし、小さすぎると存在がわかりません。