ドミナント・モーション


PREVIEW OF YURUFUWA MIKU

スネークは腰をこれでもかと振った。
スネークは約束事を2つ学んだがすでに忘れている。
とてもかなしい。

以上 前回のゆるふわミクちゃんでした。



ゆるふわミクちゃんは最近危機感を抱いていた。
最近出てきたミクダヨーとかいう海賊版が出てきたことだ。このままで良貨であるゆるふわミクちゃんが悪貨であるミクダヨーに駆逐されかねないのである。

芽が出る前につぶしておかないと…
などと考えていた。

すねーく:
『ミクちゃん ゆるふわミクちゃん』

ゆるふわミクちゃん:
『何ミク?』

すねーく:
『この前のセブンスコードの続きを教えて欲しいんだけど』

ゆるふわミクちゃん:
『いいミクよ ミクダヨーには負けられないミク』

すねーく:
『みくだよー?』

ゆるふわミクちゃん:
『まずはじめに鳴らすコードを決めるミク。』

すねーく:
『トニックだね スリー・コードでやった』

ゆるふわミク:
『その通りミク。でも今回はトニックの中にも選択肢があるミク。明るい曲調と暗い曲調、どっちがいいミク?』

すねーく:
『そうだなー とりあえず明るい曲からいこうかな』

ゆるふわミク:
『明確に明るい曲を作りたい時はC7からはじめるミク。明確に暗い曲を作りたい場合はAm7の6番目の和音ミク。AM7から始めるとどっちとも言えない感じになるミク』

すねーく:
『スリー・コードだとCだけだったけど、トニックだけでも3種類あるわけだ。ではさっそくトニックから…』

ゆるふわミク:
『待つミク。日本人はサブドミナントから始める曲調を非常に好む傾向があるミク。』

すねーく:
『え? でもトニックから始めるのが王道なんだよね?』

ゆるふわミク:
『確かにそうミク。でも流行に合わせた方が需要があるミク。今のJポップはFM7 Am7が大人気ミク。』

すねーく:
『ふーむ…まぁとりあえず人気のコードから始めてみるか』

そういってスネークはFM7を鳴らした。

すねーく:
『…次は? サブドミナントだからドミナント?』

ゆるふわミクちゃん:
『今回は完全4度進行をするミク』

すねーく:
『かんぜんよどしんこう?』

ゆるふわミク:
『つまり自分を1度を数えて4度上のコードに行くと非常にスムーズに接続できるルールがあるミク
これは最もスムーズに接続する方法で完全4度進行と呼ばれるミク』

すねーく:
『へー それなら簡単だね』

ゆるふわミク:
『4度上 4度上 4度上(無限ループ)
が最も自然で安定したコード進行になるミク。
でも自然すぎておもしろくもなんともないのが難点ミク』


すねーく:
『なるほどー』

ゆるふわミクちゃん:
『次回は順次進行を教えるミク』