アレンジは自由度が大きい分
本当に個性の出やすい部分です
しかもアレンジ作業に入ると
後戻りが非常に難しくなる。
作曲行程では楽曲の骨格である
「メロディ」「コード」「リズム」
を作った。
アレンジとは
それらに適切な音色を
割り当てていく作業
だと考えればいい
非常に自由度が高く
かつ楽しい行程である
アレンジ行程は
あまりにも自由度が高く
多種多様な
ジャンルがあるので
最初はアレンジの
基礎のみ説明する
#アレンジの「基礎」
アレンジのやり方は人それぞれで
決まった方法論など無い
と思ってる人もいるが
実はアレンジにも
「基礎」が存在する。
まず 作曲行程で製作した
「メロディ」「コード」「リズム」
この3つを準備する。
この3つを基軸に
「4リズム1リード」
と呼ばれるもので構成する。
1つのメロディに対し
ドラム ベース ギター キーボード
の4つの楽器で肉付けをする。
いわゆるバンドと
ほぼ同じ構成になる。
これが最も最小限でシンプルかつ
歌のジャンルに関係なく製作できる
アレンジ方式です。
リズムに
「ドラム」「ベース」を割り当て
コードに
「ギター」「キーボード」を割り当てる
メロディは仮メロ用のシンセメロで
計5パートになる。
#特殊な例
「音色」や「音の質感」を重視している
ダンスミュージックなどの場合は
その曲に必要なパートを事前に作り込んでおき あらかじめ配置しておく。
普通のVOCALOID曲や歌モノだったら
大体がこの構成で再現できる。
この4リズムで、1リードで
ジャンル色の薄いデモアレンジを作る
それから 各パートの音色を
変えていったり足したり引いたりして
特有のジャンル感を出していく。
実はここが一番
DTMer(DAW)としての実力が
ハッキリ分かれてしまうところです。
シンプルな分
非常にごまかしが効きにくい。
作った人のアレンジ力が
一発でわかってしまう位である。
逆に言うと この構成で
しっかりしたアレンジを作れる人は
かなりの実力者と見ていい。
初心者など粗が見えるから
1回チャレンジしてみるといい。
#アレンジの全体像
リズムは楽曲の土台となる。
ドラムとベースが主軸。
ドラムの音色
リズム・パターンによって
楽曲のジャンルは8割方
決まってしまう。
音色選ぶは慎重に行うように。
#ベースがリズム?
ベースはコード リズムの
架け橋的な役割で
ドラムとベースの
「組み合わせ」によって
楽曲リズムの土台が出来ると
考えておいた方がいい。
同じドラムでも
ベースの音色
タイミング
デュレーション
が違うと相当違うリズムに
聴こえてしまうから。
次にコードを
構成する楽器について
「上モノ」とも呼ばれる。
バンド構成などの場合は
ギター2本や
ギター+キーボードで
コードの部分を
担当することが
ほとんどです。
ここが楽器未経験者にとって
とても大きな障害に
なってしまいます。
上モノは楽曲の「色彩感」を出す。
ここでも音色の選択が
大きく楽曲の印象を変える。
そして 4リズム1リードには
含まれていないが
オプションとして
次のようなモノがある。
・ストリングス
・PAD
・ベル
・効果音
・シーケンス
等さまざまです。
アレンジの土台さえ
しっかりできていれば。
この辺りは楽曲の雰囲気を
壊さなければある程度自由に
やってもらっていい。
リズムの基盤を
しっかり作っておくと
後から上モノをのせる時に
方向性が定まって楽になる。
#参考動画
第6話
この物語は
実話を元にした
フィクションです。